次の日の夜も、さくらからメールがあった。


仕事も忙しかったし、体調も悪いってメール…。


「大丈夫か?無理するなよ。昨日は遅くまで色々メールしてたから、今日はゆっくり寝たらいい。」


淳は体調を気付かったメールをした。


「そうする…。安定剤とか睡眠薬とかを、2年前から飲んでるんやけど、今日はちょっと調子悪くて…。頓服薬でも飲もうか考え中〜。忙しかったからかな?
変な気分や…。」


突然の事で何の話なのか、さっぱりわからない!?

気が動転した…。


「何??何があった?」


淳はすぐに、さくらに返信を送った。


「実は薬中〜(笑)
薬無しでは生活出来なくなって…。気が付けば2年も精神科に通ってる〜。
周りには秘密やけど(笑)」


おちょけたような、さくらからの返信…。


そのメールを読んで、すぐに返信を送れなかった…。


そのメールを何度もゆっくり読んだ。


涙が出てきた……。


何も返信できなかった…。


更にさくらからメールが来た。


「まぁ2年も経つと、病気ともお友達ですわ(笑)
薬に助けられてるから生きてるんよ。だから大丈夫」


このメールには、すぐに返信をした。


「何が友達や!そんなの友達って言わない!」


「ありがとう。友達になりたく無かったんやけどなぁ〜まぁ一時の事を思ったら、お薬様々です。」


40歳のオッサン予備軍の涙が止まらなかった…。


「さくら、ごめん…。気が動転して何も書けない。
涙が出てきた〜。
さくら〜、今日は22年2月22日。あと5分で22時22分を迎えるところで……」


それ以上言葉が出なかった…。


「さくら、今少し電話できるか?」


淳はこっそり部屋から電話をした。


淳は「大丈夫なのか?」


としか言えなかった…。

でもさくらの声が聞けて、ちょっと安心できた。


電話はすぐに切った。


2年前って何かあったかな〜さくらとの話…。


何を話してたかな?


記憶が少ない…。


ない……。