約 束(第一部)

メールではあまり小遣いにならないから、無視する女性も多い…。

律儀に返信は必ず返してきたが、ごめんなさいって言われたのは初めてだった。

淳はすぐチャットスタートのボタンを押していた!

初めて彼女とチャットする事になった…。


「始めまして、いつもメールばかりですみません。」

「いえいえ、いつもメールありがとう。不愉快にさせてごめんなさい。」


「そんな事ない。俺もメールだけで悪かったです。必ず返信はくれて恐縮します…。」


なおのメールは、短い返信しかしないが、チャットでは丁寧な受け答えをする女性であった…。


「今日は唇まで映ってる。やっと見れたって感じです…。」


「たいしたもんでもない」

笑って答えた。


待機画面で見れない笑顔の口がなんとも素敵だった。
もっと早くチャットしていたら良かったと思うが、待ったがための感動だとも思った…。


なおは、26歳。
京都出身だとか…。
身長は150くらいでスリムなスタイル。

ほんとかどうかわからないが…実際にはどこかにいるだろうが、ほんとかどうかわからない…。


普段の生活では出会わない女性との一種の出会い。

仮想の出会い…。