プロフィールを書く時に、会話が噛み合わないとダメだと思い、出身地の京都って事は本当の事を載せていた。


淳も出身は関西だった。

顔を見ながら、京都の話や東京の話…今日の出来事など、これといって特別な話はないけど、ほぼ毎日時間が来ると、顔を出してのチャットがスタートした。


ごくごく普通の会話…。

いやらしい話なんて全く出て来ない。


淳は普通に会話を楽しみたいタイプの人だと思った。

笑みが出るたびに「可愛いね」…って言葉は画面に出ては来た。


「そんな事ないって…」


なんてやり取りで二人で笑ってた…。


ある時淳が「声が聞きたい」と打って来た…。


ドキッとしたけど、反対に淳の声も凄く気になっていた。勿論返事は……


「いいよ」