見つかった答えを思わず口に出してしまい、それを聞いた周りは驚いて絵里を見た。


「ん?」

「ち、忠犬……?」

「うん!!何か、宮野が忠犬みたいやねん!!」


頭の中で引っ掛かっていたものが抜けて、絵里はご機嫌のようだ。それも、口から出ていたことに気付かないぐらい。