教室に戻ってから目にするのは、わらわらと固まっている人たちの中心にいる健二。人懐っこい笑顔を浮かべて、無邪気な笑顔を浮かべてみんなを魅了する。

そしてその傍らには、静かに小説(…なのか?)を読んでいる征登。何だかよく分からない分厚い本を読んでいるし、それに、よくあんなうるさいところで読んでいられるなと思う。