「ゆっ…優一くん!?」 榊原は驚いていた。 優一は優しく微笑み、 「手伝う!」 と言った。 榊原は頬を赤くし、 黙り込んだが、優一には 嬉しそうに見えた。 実際、アリサは 嬉しかった……。 誰かに優しくされたのは 初めてかもしれなかった。 この時、アリサは 自分の鼓動が確かに 速くなっているのが 感じられた。 優一の優しさに触れ、 好意を持った。