だいすきだよ 短編集☆






「…今日はほんとにすみませんでした…。」

「いいけど…また行こうな?」


もうあたしは先輩から離れている。




「んで、何があった?」

「友達と彼氏に呼び出されて…。〝浮気すんな〟って怒られました…」

「それで、それが終わって、先輩と行こうとしたんです。」


「行こうとはしてくれたんだ?」

先輩がははっと笑う。


「…一応…。でも、彼氏に〝行くな、花音の彼氏は俺だ〟って言われたんです」

「先輩との約束だからって言っても〝そんなのいい〟って言われて…。」


「…花音…って呼ばれたんだ?よかったじゃん」


「…よくないです…。それで無理やり手をつかまれて、そのまま送ってもらいました」




「手つないで、花音って呼ばれて、送ってもらったの?」

「…まぁそう…です。」