守屋君の手が冷たすぎるの。 そして…。 先輩の手が暖かすぎたの。 ただ、それだけ。 それから二人で帰ったけど、 苦痛ですごく長く感じた。 家に帰って一人になり、ベッドに倒れこむと、 「っ…く…ふぇ…っ…先輩…っ」 あたしはボロボロとあふれる涙をぬぐった。 「花音、ご飯よー…って花音!?」 ご飯よ、と呼ぶお母さんの声も聞こえないまま。 あたしは外へ走り出していた。