だいすきだよ 短編集☆





守屋君の手が冷たすぎるの。





そして…。




先輩の手が暖かすぎたの。





ただ、それだけ。







それから二人で帰ったけど、


苦痛ですごく長く感じた。



家に帰って一人になり、ベッドに倒れこむと、



「っ…く…ふぇ…っ…先輩…っ」




あたしはボロボロとあふれる涙をぬぐった。



「花音、ご飯よー…って花音!?」




ご飯よ、と呼ぶお母さんの声も聞こえないまま。




あたしは外へ走り出していた。