「守屋…くん…。」 あたしは女友達と守屋君…彼氏に、空き教室へ連れて行かれた。 「ね、でさ、先輩とどこまで行ったの?」 「送ってもらっただけなの?」 「…そうだよ」 あたし、「違う違う!絶対ないよっ」とは言わなかった。 いや、言えなかった。 だって、 彼氏との時間より、 友達との時間より、 先輩との時間がすっごく大切だった、って気づいてたから。 あの手の暖かさ、きっとあたしは忘れない。