しばらくあたしたちは星空のもと、
他愛もない会話を楽しんだ。
「…じゃそろそろ帰るか。花音の親も心配するだろ?」
「…え?ぁ…もう8時…。」
不思議だった。
彼氏と過ごしたデートの4時間は苦痛で、長く感じてしょうがなかった。
先輩との1時間はアッという間だった。
めちゃくちゃ面白い30分間のテレビを見るよりも
ずっと早く感じた。
「…一人じゃ無理だったら、呼んでくれれば俺も行くから。」
最後にぼそっと言って、テクテクとあたしの家の方向に歩き始めた。
まだ
あなたの手はつながれたまま―――
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