だいすきだよ 短編集☆





しばらくあたしたちは星空のもと、

他愛もない会話を楽しんだ。





「…じゃそろそろ帰るか。花音の親も心配するだろ?」

「…え?ぁ…もう8時…。」



不思議だった。

彼氏と過ごしたデートの4時間は苦痛で、長く感じてしょうがなかった。


先輩との1時間はアッという間だった。



めちゃくちゃ面白い30分間のテレビを見るよりも


ずっと早く感じた。





「…一人じゃ無理だったら、呼んでくれれば俺も行くから。」





最後にぼそっと言って、テクテクとあたしの家の方向に歩き始めた。






まだ

あなたの手はつながれたまま―――