「お帰り~早かったじゃない」

『うん…』

私は、冷凍庫からキャンディーアイスを一本取って自分の部屋に向かった


ベッドに倒れ込むと、お日様の薫りが鼻をくすぐる


そして、必ず1日一回は見ている
アルバムを取り出した



2人の笑顔と、1日も欠かさずに
綴られた私の日記

これは、去年の8月16日…私の誕生日で途切れている


最初のページには、今よりもずっと幼い字で『4月15日』と書かれている



私と『チカ』が初めて会った日…