「そんでさっき練習終わってさ。忘れ物したのに気がついてさ。ほら、これ。」 崎本が手に持ってみせてきた。 「お弁当箱?」 「うん。忘れたらやばいだろ?明日の昼飯無くなるし。俺すぐ腹減るからさ」 「気がついてよかったね」 「おぅ!」 澪は思わず笑ってる自分に気づいた。 「じゃあ、行くか。」