尾藤は海藤を睨み付けながら聞き返した。

「“ゾディアック”がどんな奴等か興味あってな。会わせてくれへん?」

「嘘つけ。顔にはそう書いてないぞ。あんた何者だ?」

尾藤は目の前のヨソ者が只者でないと判断した。