私が挑戦的な発言により、サンゴとシンVS壱と私で二対二をする事になった。
「足引っ張るなよ?」
「コッチの台詞だし」
「アタシらも頑張ろうね」
「おうッ絶対ぇ勝つ!!」
…こうして、4人は試合を開始した。
―――――――…
―――…
「つ、強ぇ…」
「なッ何なのこの子……ハァ…ハァ…体力あり過ぎ!」
―――ドンドンッキュッ…シュパ――
「…まだまだッ…」
「…フッ…面白ぇ」
バスケを始めて一時間くらい。
既にバテて動けないサンゴチームに対し、壱と私は一対一をしている。
二対二の勝負は当然、私達が圧倒的に勝利した。
壱もスゴいバスケ上手で、今の闘いはほぼ互角。
私がオフェンス(攻め)で壱はディフェンス(守り)。
どう抜こうか…
駆け引きをしようとしたその時、壱が私にしか聞こえないような小さな低い声で
"…ブラ透けてんぞ?"
呟いた。
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