バスケットか〜
スッゴく楽しみ♪
…実を言うと、私の特技は球技だったりする。
しかも中学ではバスケ部のキャプテンを努めてたんだ。
メンバー全員をまとめて引っ張ってくのは大変だったけど、同期や後輩が…皆が居たからこそ、やり遂げれたんだと思う。
私はあのチームでプレー出来た事を誇りに思ってる。
思考を巡らしていると、段々思い出が甦ってきて。
無性に会いたくなってきたな…
元気にしてんのかな…
――ドンドンッキュッ
――ドンッ
音のするほうに目を向けると、サンゴとシンが一対一をしていた。
――シュパッ
「やった!先制点ー」
「はい、素晴らしいシュートでした」
サンゴがフリースローラインからボールを放ち、円光を描きゴールに吸い込まれるように入ってった。
見てたら私もやりたくなってきたッ
ウズウズしてたその時。
「千優、バスケ経験は?」
壱が聞いてきた質問に
「まあ試してみてよ」
ニッと口角を上げた。
.

