ヤンデレ的殺人

「きゃああああああああああああああああっ!!!」




リナが刺された腹を抱え込むようにして倒れた。

ふふ…。

いい気味だわ!!


「リナァ!!!大丈夫か!?おい!リナ!!」


「もう、リナに従う必要はないわ優君。…さあ、麻由と逃げましょう?」


差し出した左手を殴りつけられる。


「え…ッ?」


「いいかげんにしてくれ!!!!…ああリナ…リナ…」


ナンデ

ソンナニ

リナニカマウノ…?





あたしは叩かれた手を握りしめ、涙をこらえた。


あたしはただ、

優君を守る為にーー。


その時ーー。


「警察です!武器を下ろしなさい!」