僕が入ると一斉に皆がこちらを見る。 『総長!お久しぶりです』 一斉に頭を下げる厳つい男達。 そう…ここは関西ではNo1の族である覇藍(ハラン)の溜まり場の1つである。 そして僕は…いや、俺は総長の朝凪泉里(あさなぎせんり) 誰の挨拶に応えることもなくゆっくりと歩き階段を上り幹部の皆の待つ部屋へと向かった。