どうも椅子に落ち着くことのできないぁたし。


少し動く度に司会者と目が合う。


だがそんな事よりも『高校』というとこの体育館はデカイ!


ぁたしが迷い込んだ入り口を『右』とするならステージと走るとこを挟んで『左』にもたくさんの扉がある。


そして見上げると小さい窓がたっくさんある。


しかもどうやってか開けてある。


“あんな高いとこどうやって開くんやろ?”


ずーっと上を見ていた。


ポケーっと。


“あっ鳥が入ってきた!”


グルルル〜。


“あっお腹鳴った。ん?上見すぎて喉が鳴ったんかな?…でもお腹すいたなぁ…”


ギュルルルルル。


“あっ、今のがお腹だ。朝食べてないしな。”


『クスッ』


隣の前髪重めパッツンのショートカットな女の子。


完全にぁたしを笑った。


“ヤバッ、自由しすぎた。ちょっと落ち着こっと。”

だが、鳥は気になる。


“皆気にならないのかなぁ”


『名前』


『あっ、はい!』


完全に『あっ、』が入った。