『何がよかっただ!!おまえ何年何組だ?!何時だと思ってんだ!』


先生は額に血管を浮き上がらせ今にも口からエキスが飛び出しそうな勢いで罵声をあげている。


『先生!ぁたし迷子になったんですよ!本っ間、着いてよかった。』


それでもぁたしの気持ちは反省どころかその色を出すことさえもしなかった。


安堵の気持ちでいっぱいで、まぁ確かにスタートの起床がすでに遅刻の時間ではあったが、そんな事はもう昔の話すぎてすっかり忘れていた。


『…おまえ…とりあえず急いでそこの第2体育館にいけ。全てが終わったら職員室横にある生徒指導室へ来い。2・3話がある。』


そう言われながらもぁたしは先生が指差す『スタートの場』に興味が移り、持っていた自転車をなぜか先生に渡し急いで走った。


『ちょっと待てぇぇ!!』


先生は早く行けと言うのに呼び止める。


怪訝そうにぁたしが振り向くと、
『自転車はとりあえず体育館前に自分で!止めに行け。』
といわれた。


あまりにも早る気持ちが謎の行動にでてしまった。


『あっすいません、つい無意識で(__;)]゙』