夏休みに入りマネージャー業はなおも辛くなってきた。


暑い。


暑い。


とりあえず暑い。


走ってる部員より、割りかしら立ちっぱなしのマネージャーは日射病にかかりやすかった。


それが原因かはわからないが、ここ最近マネージャーの出席率はかなり低くなってきた。


気づけば8月に入った頃にはもう2人でやりくりをしていた。



夏休みに入りまだ1度も休んだ事のないぁたしだったが、ついに日射病にかかり朝一で病院へ行くことになった。


『点滴を打ちます。』


と言われ人生初の点滴を打つことになった。


そこで部活にでれない事をもう1人のマネージャーにメールをすると、


『わかった、お大事に』


という返事が返ってきた。


“これでお茶と水の心配はないな”


と安心したのを覚えている。


そしてそのままブスッといかれ、いつの間にか深く眠りについていた。