マネージャー業の主は、ボトルに水をくみ、お茶を作り、ボールを拾う。


試合の日にはポカリを作りスコアを書く。


字にしてみればたいした事ないが、やってみると意外に重労働である。


マネージャーだからといって馬鹿にはできない。


ボール拾いの為に走りまくる。


水がなくならないよう、ウォークーこと、ウォータークーラまで何回も往復する。


お茶が冷たく保てるよう日陰に置いて、家から作ってきた氷を入れ、お茶もどのぐらいの濃さがいいか調節して、地味に毎日戦っていた。


だが5人でギャーギャー言いながら毎日やっていくのが本当に楽しかった。


騒がしいのは嫌いじゃなく、むしろ率先してウルサい子であった。