家に入った後。


「友華~あいつらまじむかついた!!」

あたしは着替えながら愚痴をこぼす。

そんなあたしを見て友華は笑っている。


「友華なんで笑ってんの??」

あたしは頬を膨らませた。


「だって鈴って人のことに興味とか持たないじゃん。」

「それはあんな怒らせるようなこと言わないからっっ」

反論すると友華はまた笑いだす。


「鈴は喧嘩しても怒らせるようなこと言った人でもすぐ
 『どうでもいい』って言うでしょ??」

「それは・・・・・・今日は家の前で喧嘩してたから特別だよ!!」


 もぉ友華笑いすぎ!!!
 
 でも本当にどうしたんだろう・・・

 確かにいつもは「どうでもいい」って言ってた気がする。

 なんでだろう・・・??



「鈴時間ないから早く行こうよ~」

友華に急かされてあたしは急いで準備をした。


でもあたしは準備をしているときもずっとあいつのことを考えていた。

いや頭から離れなかった。

忘れられなかったんだ・・・・・・