夏の轍に少年と少女がしゃがみ込みじゃれあう姿あり

蝉はミンミンと泣き 時折優しい風がつつみこむ

たまに車が通れば ふりむき またじゃれあう

おじいとおばあが二人を呼び 食べ物をあたえる

夢中に食べるその姿は 滑稽といわざるおえない