『幹部ってのはね、総長の右腕ってとこかな。時には守ったりとか。まぁ~守んなくても十分強いんすけどね。うちの総長は』

『へぇ~。じゃあ和真さんは強いんですね!!』

『人並みにはね』

『和真さんって年上ですよね?』

『うん。高3』

『先輩なんですね~。よくこんなバ神崎についていけますね』

『バ神崎って…(笑)朱里ちゃんっておもしろいね~!!でも、神崎がこの世界に入ったのはワケがあるんですよ』

『何ですか?』

『それは―――…』









『よせ、カズ』

『総長から止められてしまいましたね。じゃあ俺はこれで』

和真さんはあたしにウインクして奥へと入っていった。