10分くらい歩いたところに青龍の溜まり場があった。

『リュウさん、こんちはっす』

幹部らしき人が現れた。

上か下かの区別はだいたいつく。

『リュウさんの彼女っすか?』

『まさか。こんなやつ』

『こんなとこに連れてきていいっすか?』

『勝手についてきたんだよ』

『へぇ~。見た感じすごい女の子なのに案外肝据わってますね。名前は?』

『浅田 朱里です。』

『俺は原田 和真。一応青龍の幹部ね』

『幹部って何ですか?』

あたしは知らないふりをした。