だが、ここで動揺するわけにはいかない。

『順に名を言え』

『青龍のリュウ』

『玄武のタケ』

『白虎のハク』

『俺は朱雀の総長―紅だ―…』

『ハハッ…この小さいヤツがNo.1朱雀の?おいおい大丈夫かよ?』

今のはタケルのKYな発言―…

『っんだと?』

横にいた拓海兄がドスのきいた声で言う。

『よせ。タク』

あたしは手を横にやり押さえた。

『玄武のタケ…か。いつだってお前の相手になってやるよ』

『上等じゃねぇか』

タケルはこぶしをパチンと鳴らした。

『今日はこれまでだ。解散』

4つのチームはそれぞれ解散した。