『朱里~!!今日暇??』

タケルに呼び止められた。

『暇…じゃない!!』

『今の間なんだよ?!ぜってぇ何か考えただろ!!』

『今日はお塾の時間なの…オホホッ…』
『お前そんなキャラじゃねぇだろ!!』

『何よっ!!』

あたしは軽くタケルを睨む。

『あぁ~今日俺リッチだからパフェでも奢ってあげようと思ったのになぁ~』

あたしはピンと固まった。

『おやおや?!朱里ちゃん釣られちゃってます??』

(だって大好きなんだもんっ!!)

『何個でもいいんだけどなぁ~』

『行くっ!!』

『よし。じゃあ俺について来いっ!!』

あたしは自分の甘さに反省しながらも内心はルンルンであった。