大学生活にも慣れ、僕は授業をサボり友達と遊び回っていた。
『なぁ、達也、今日はどこ行く?』
『悪い、今日彼女とデートだから無理なんだわ。』
『マジで!?デートならしゃ~ないな。楽しんでこいよ。紘介どこ行く?』
『すまん、啓介。おれも彼女と...』
『おまえも!?!?いいよな、おまえらは彼女がいて。今日は1人で寂しく遊ぶからいいよ。』
『そんなねるなよ。明日は大丈夫だからさ。』
『明日飯おごりだからな!!!』
『わかった、わかった。啓介も彼女作れよ。恋愛っていいものだぞ。』
『う~ん...そのうちな』
『元々カノに裏切られたらこと、まだ引きずってるのか?』
『ん?...うん、あいつとは3年付き合ってたからな。
まだ大学入ったばかりだけど、ずっと一緒にいようなって、結婚しようなって話してたからな。
おれ気が早いから、大学卒業したらすぐ結婚出来るように、高校のときからバイトして結婚資金貯めてたんだ。
無駄になっちまったけどな。』
『そんな...まさか三年間付き合ってる間に他の男と関係がもってたなんて知らなかったもんな。
しかも5人も...おまえの友達にも手を出してたって言うんだから、ひどい奴だよな。』