「俺、ずっと鈴の事が好きだったんだっ」 「悠太、そういう冗談は……」 「冗談じゃないっ」 「ホントに?」 「嗚呼。今すぐ返事が欲しい訳じゃない。考えてくれないか?」 「うん、分かった。今日は帰るね」 私は驚きを隠せず、そのまま悠太の家を出て、走って家へと戻った。