「やっぱり体育会系なのね」 美城もこちらを見ていた 「別にやりたいわけじゃ…」 「良いじゃない、できないの??」 ――こいつ、俺を見下してないか 「できるに決まってるだろ」 「…へぇ、本当に??」 「あぁ、やりきってやるよ」 「応援種目って大概高得点競技よね」 「優勝してやるよ」 美城は口元を緩めた 「できないこと言わない方が良いわ」 「できるし」 「じゃできなかったら??」 「何だってしてやるよ」