「……ウゼ」 顔をまた廊下に移す 「ウゼ……て、貴方何様よ??」 お前こそ何様だ お嬢様、お姫様か?? 「……寝るの??」 「……」 「使わないなら、教科書貸しなさいよ」 重たい頭をまた浮かせる 「貸して下さい、だ」 「な、……貸しなさいよ」 数学の教科書を渡した すると転入生は教科書を手にして 代わりに手を出した 「飴あげるわ」 「イチゴかよ」 「飴と言ったらイチゴよ いらないの??」 「貰っとく」