「ちょっと、ねぇ」


肩に何者かの手が乗る

「一限目から寝るつもり??」


この澄ました声

「何よ、起きてるんじゃない」


机から頭を浮かせ
反対側に顔を向けた

やはりそこには転入生


「……何??」

「あら、機嫌悪いの??
隣なんだから喜んで良いのよ」