「何だ、朝のは本気だったんだ」 田中が割って入って来た 「美城さんなら 学級委員になれるに決まってるよ」 こいつはこいつで 褒め過ぎじゃなかろうか 「そんな、ピッタリだなんて」 美城は白い頬を染めた そこまで言っていない どんだけ都合良い耳だよ 「本当だよね、華有るし」 「美城ちゃんなっちゃえば」 「地味ドリじゃなくて良いと思いまーす」 俺が話に入ったこともあり 入りやすい話に変わった為か 沈黙は途絶え 教室の奴等は口々に意見し始めた