屋上に到着。


最近、屋上来る率高いな。



この学校で一番高い、いつもの特等席に向かい合って座る。


「しっかり、話してもらおうか。」



初めてあったときより伸びた茶髪が揺れる。


染め直してないようで、プリン頭だ。



『あたしから話すことは一個もないんだけどなー。』


話すことてか、話せること。



「ふざけんな。
なんで、兄貴であるオレが何も知らないのに、お前は知ってんだよ。」



それは、偶然あたしがその場に居合わせてしまったからです。



『弟クン大好きなんだね。』


「…そー言うんじゃなくて、、アイツは、可哀想な奴だから、、、」



寂しそうに顔を歪める白井兄が目に入った。