いじめられッ子には救済を。


首もとが少しずつ解放される。


「ここまで。」


第2ボタンまで外し、カーテンの外に出てってしまった。


「なんだあいつ。」
「ピュアだなピュア。」



茶髪ピアスと金髪鼻ピが楽しそうに笑ってる。


「誰がピュアだって??
はい薬と水。」

『くすりきらい。』

「ちゃんと飲め。」


渋々薬を飲み、コップに入った冷たい水を一気に飲み干す。


「あらあら。」
「随分と優しいのねー」

「そんなことないですー」


あぁ、こいつらはホントに仲良しなんだな。


「お前はまだ寝とけ。」


あたしからコップを奪い取り、頭を撫でる白井兄。



2人がなんか言った気がするけど、頭には入ってこなかった。



『ありがと。』



意識が薄れてく。