――― ガタッ 物音に目が覚める。 いつの間にか寝てたみたいだ。 「あ、」 声のする方を見ると、見覚えのある茶髪ピアス。 「起きた??」 仕切りカーテンの向こうから顔を出したのは、またもや見覚えのある金髪鼻ピ。 『あー…ッと??』 状況がつかめず頭に手をやると、冷えぴたが貼ってある。 『あれ??』 「あー、なんか苦しそうだったから貼ってみた。 具合どう??」 茶髪ピアスが心配げな目を向ける。 『あたまいたい。 てか、あつい。』 ネクタイとYシャツのせいだ。