『もう怒ってないから。』


手を握り、空いた手で頭を撫でる。



「僕、のこと、嫌い、ですか??」


涙+上目遣いは女の子の特権だぞ。


『あたしは嫌いな奴の頭撫でれるほど、心広くないよ。』


「よかっ、た。」


フワッと笑った白井弟は、そこらの女の子よりずっと可愛いと思った。




……泣き落としと少しの笑顔で許しちゃうあたしって、、


甘いな。