ぐるぐるぐるぐる。


さっきの場面を思い返しては、

イライライライラ。

ぐるぐるぐるぐる。



あたし、しっかりしろ。



『い゙!!』


すっかり黙り込んでしまったあたしの両方のほっぺたを、ちょいと強めにつねる凌ちゃんサン。



『いたいでふ。』


「のんが悪い。」


『…ごへんなはい。』


「なんかあったの??」


『……あっはほーな、なかっはほーな。』


「いや、絶対あったでしょ。」


『…ありはぁしは。』



正直に言うとつねる手をはずしてくれた。