『そんな笑顔で返事されても…… なんかあったんかい??』 おいでおいでして少年を特等席に入れる。 近くでみると怪我の具合がありありと見える。 「希美先輩!!!」 『はい、なんでしょう。』 そんな興奮しなさんな。 「希美先輩!!!」 『いや、だから、なんだって?』 シッポを振りだす勢いで希美先輩を連呼する少年。 その顔は相も変わらずキラキラ輝く。