いじめられッ子には救済を。


「どうしたの?
なんかあった??」


『後ろにお父さんいたから……』


「バレバレだったな。」


『…お恥ずかしいです。』


「なんで?良いじゃん??
のん超愛されてンね。」


『でも人前で…あんな……』



恥ずかしいですよ、やっぱり。



「……ま、俺の方がのんのこと愛しちゃってるけどね。」


『んなッ!!』



顎を掴まれ唇を奪われる。



「ときめいちゃった?」


クスリ と余裕な笑みを浮かべ、丁度よく開いたエレベーターからヒラヒラ手を降りながら出ていった凌ちゃんサン。




……ときめいちゃったよ馬鹿。