いじめられッ子には救済を。


そんな感じで地理のワークと戦っていると、程なくして凌ちゃんサンが帰ってきた。



『おかえりー』

「おぅ。」

『なんの用事だったん?』

「大学のレポートだよ。
これ超めんどくさい。」



大学って遊び放題じゃないんだ……


バラ色キャンパスライフが……



崩れていきました。



まぁ、そんなこたぁどーでもいい。


今は、
『凌ちゃんサン。
今日、なんで白井弟と一緒だったの??』


明らかに揺れる凌ちゃんサンの瞳。