「………えっ?!!まだあと3時間ぐらいあるよ!?」



「いーよ。待ってる。」



「いや、ちょっと待っ…「宮下さん!!」


遠くから主任が呼んでいた。



「ほら、呼んでるぞ。俺のことは気にしなくていいから。」



(そんなこと言われても…)


帰ってと言おうとしたけど、


背後からの主任の視線が


痛かったので


ひとまず戻ることにした。



「宮下さん!仕事中でしょ?何喋ってるの!」


戻るや否や怒鳴られた。


「す…すみませんっ!!!」


「早く料理運んでっ!!」



「はっはい!」


それからずっと

叶多のことが気になりつつも

バタバタしていて

それどころではなかった。