『三船さんなにしてるんですか??』

私は三船さんに声をかけた。

三船さんは驚いた顔をしてこっちを見た。私に気が付いていなかったみたい。

《美加・・・・》

そうか細い声で言った。

いつもと様子が違う。今日の三船さんはいつものように元気に私の名前を呼んでくれない。

『どうしたんですか?いつもの三船さんらしくないですよ。』

《あぁ・・そうだな》

そういうと笑顔を見せた。

しかしそれはぎこちなく、いつもの笑顔ではなかった。

私は自動販売機に小銭をいれて、三船さんの分もジュースを買った。

『はい、三船さんコーヒー、』

《あぁ美加すまんな》

そう言ってコーヒーを受け取ると一口飲んだ。

私は三船さんに続いて、ジュースを飲んだ。

別にのどが渇いているわけじゃなかった。