冷たい夜は桜の色


部屋の中には音楽を聴きながら本を読んでいる美加がいた。

《どうしたんだ。眠れないのか?》

『うん・・・。三船さん少し相談してもいいですか?』

美加が相談?今までそんなことなかったのに

《いいよ、わかった。見回りが終わったらここに来るからそれまで待ってて、電気だけは消しとけよ?私が怒られちゃうからな》

『うん、わかった。絶対来てね』

私は美加の病室をでると急いで見回りをおえ美加の待つ部屋へ急いだ。



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《待たせたな美加、それで私に相談てなんだ?》

美加は少し悩むと、よわよわしい声で話し始めた