こんこんっ
部屋がノックされカルテを持った三船さんが入ってきた。
『三船さんおはよう。ひさしぶりだね、最近来ないから首になっちゃったかと思ったよ』
《おはよう美加、最近はちょっと忙しくてね。》
そういって頭をかきながらはははっと笑う三船さん
『あんまり無理すると体に悪いですよ?』
《は~いわかりましたよっと、じゃぁ検査始めようか》
いつものようにおしゃべりをしながら検査をする
そうしていつもと同じ結果を三船さんがカルテに書き込んだ
《あっそういえばっ、美加ミッコーランドどうだった?隆といったんだろ?》
『うんすっごい楽しかったよ!パレードもすっごいきれいだったんだぁ』
《よかった、よかった。それでそのブレスレットは隆にもらったのか?》
三船さんは私の右手に目線を移しながら言った。
『うん、隆が買ってくれたの、どうしてわかったの?』
《わかるよ~。検査中も何度もそれ見てニヤニヤしてたもんな~よかったな美加》
いじわるい笑顔をしながら言う三船さん
『ニヤニヤなんてしてない!私はこれがかわいいから付けてるだけで、別に隆がプレゼントしてくれたから付けてるとかじゃなくて、ミッコーランドの思い出というかプレゼントされて嬉しくて付けてるんじゃないんだもん』
《はいはい、そんだけ喜べば隆も幸せってもんだ。んでだどうだったんだ》
『なにがです?』
《だーかーら!なんて言って渡されたんだ?それ?隆に告白されたんだろ?》
『あqwせdrftgyふじこ?ななな何言ってんですか!っそそんなのされてませんよ!』
《なんだあいつ結局言えなかったのか。男のくせに情けねーあ本当に》
そういった後はぁとため息をついて何度か隆に文句をいう三船さん



