『・・・。て奴覚えてる?』

「覚えてるよ。あの日からだよね俺たちが仲良くなったのって」

『そうだね。でもさぁあの後大変だったよね』

私はその時の事を思い出してほころぶ口元を押さえた。

「あぁ大変だった。泣きだした美加が俺に愛してるって言って・・・。」

はぁ?

「そしてもう私はあなたしか見えないって言ってさぁ・・・。」

『あのさぁ隆?かってに記憶ねつ造しないでくれる?』

私は隆のほっぺたを思いっきりつねって横に引っ張った。

「いらい。美加ほんとはらんらっけ?」

私は隆のほっぺったを離してあげた