呆然と立ち尽くす華夜はすぐ近くに集団が来ているのに気がつかなかった。 「ちょっと、あなた! そこを開けなさい!千里さまが通れないじゃない!」 集団のリーダーらしき生徒が 華夜に叫んだ。 しかしそこで 素直に退く華夜ではない。 「あ…?それあたしにいってんの?」 いきなりそんなことを言われ、華夜は苛立っていた。 下から覗き込むようにして リーダーを睨む。 「な、なによ。どきなさいといってるのが聞こえないの!?」 一瞬ひるんだリーダーだったが 負けじと声を張り上げる。