†
翌週の朝
パサッ
華夜は、郵送されてきたアントワネット学院の制服に袖を通す。
そんな華夜を怪しい目が覗いていた。
「…………………」
無言で着替える華夜もその事に気づいていた。
そして、おもむろに近くにあったU字のピンを後ろに放った。
「スコンッ」
「うおぁっっ!!」
スコンッという音と共に間の抜けた叫び声。
遅れて、尻餅をついたような音。
「華夜っ、テメエ!」
と、のぞき魔。
否、鷹夜&芦夜が詰め寄ってきた。
「あと少しで刺さるところだったじゃねーか!!」
「俺、かすっちゃったよ…」
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