いつものように、電車に乗って、学校へ行く。




耳元から流れる哀しい言葉が、私を安心させる。




隣に座る女子高生も、前に座るサラリーマンも、ここにいるようで、いない。




みんな、耳元から流れる言葉に導かれ、それぞれの世界にトリップする。




それは、幸せの言葉なのか、希望の言葉なのか、別れの言葉なのか。




そんな事考える自分が、バカバカしく思えてやめた。