葵衣


「いってきまーす!!」
私は咲坂葵衣。高校1年生の16歳。
って自己紹介してる場合じゃない!
ヤバッ、学校遅れそっっ近道しなきゃ。
裏道を通って壁をよじ登ると…
ズルッ
―え?
私は、そのまましりもちをついた。
「いったーい…」
「大丈夫か?」
顔をあげてみるとそこにはちょーかっこいい男の人がたっていた。
何この人!?ちょーかっこいいんですけど!?



「はっはい!」
「…だな。」
「え??」
「うさぎのパンツって…色気ねーな、お前」
は!?なにこいつ!?
「か…関係ないでしょ!…ってか学校!!」
私は、急いで学校にむかった。
この時私は、ハンカチを落としたことにきずきもしなかった。
でもこれが、あなたと私を繋いだ魔法のハンカチだったなんて―